治療の流れ

1. 初診相談
患者さんのお悩みやご希望をうかがい、専門的な立場からご相談させていただきます。カウンセリングでは、問題を正確に把握するために、レントゲンおよび口腔内撮影を行う場合があります(ドクターがより良いカウンセリングのために必要と判断して撮影した場合は無料)。
下へ
2. 検査
詳しい口腔内診査を行った後、口の中の模型を製作するための歯型とり、噛み合わせの記録、レントゲン撮影、写真撮影を行います。検査資料の分析に約1週間お時間をいただいています。

検査

下へ
3. 診断
検査で得られたデータや資料を基に治療計画を立てご提案いたします。また治療方法や期間、費用について患者さんのご要望を伺い、ご相談しながら決めていきます。

診断

下へ
4. 治療開始(約1年6か月~2年 通院回数:18~24回)
治療計画に基き矯正装置を装着して歯を動かす治療を開始します。矯正治療中はおよそ1ヶ月に一度、来院していただき装置の調整をいたします。
下へ
5. 治療後のメインテナンス(保定)
歯を動かす治療が終了して装置を外した後は、後戻りを防ぐための「保定期間」が症例により約1〜3年必要です。骨が安定していないうちは、歯は元にあった位置に戻ろうとするため、この期間は保定装置を装着し、歯の位置を安定・固定させます。保定装置には、取り外せるマウスピースタイプと、歯の裏側に固定する細いワイヤーのタイプがあります。当院では、目立ちにくいマウスピース保定装置も選択していただけます。

保定

メインテナンスのために3ヶ月~6ヶ月に一度、来院していただき、約1~3年程度で終了です。
矯正治療において保定期間も大事な治療の一部です。きちんと定期検診を受けて、よい歯並び、噛み合わせに努めましょう。

約1年6か月~2年の治療期間

治療の期間・流れ

当院では、効率良く治療を進めるために、歯にかかる力を微調整しながら歯を動かしていきます。個人差もありますが、成人矯正の治療期間は約1年6ヶ月~2年(保定期間を除く)です。

コンピューター技術による分析と治療シミュレーション

矯正治療で重要な検査・分析の一つに、セファロ分析というものがあります。これは、患者さんの横顔のレントゲン写真を分析するもので、患者さんの歯の傾きの角度や上下の顎の位置のバランスなどを、基準値と照らし合わせて診断します。

治療シミュレーション

当院では、矯正を専門とする歯科医師の支持が厚く、実績のあるセファロ分析ソフトウェア「画像診断システム(CephaloMetrics AtoZ)」は治療後の顔貌予測シミュレーションが行えるソフトウェアですので、治療開始前にご自身の治療後の顔貌予測画像をご覧になれます。

診断と分析より治療計画を作成

治療計画

矯正ならではの専用検査機器を使用した検査と分析により診断を行い、治療計画を作成いたします。

早い段階で治療の全体像をつかむために、カウンセリング時にレントゲンと口腔内写真を撮影いたします。その後、検査を行い詳しく分析した結果をもとにゴールをイメージしたシミュレーションをお見せしながらご相談し、治療計画を作成いたします。

ゆったり50分時間をとり、患者さん個人の問題に対するカウンセリングを行います

カウンセリング当院では、ゆったりと50分時間をとり、一般的な矯正治療の説明だけでなく、様々な患者さんの条件に合わせたカウンセリングを行っています。

カウンセリングとは、辞書を引くと、「個人のもつ悩みや問題についての解決のために助言を行うこと。」とありますが、短い時間の矯正相談では、矯正治療の一般的な説明をするだけで大半の時間が費やされてしまいます。

患者さんは矯正治療を受けられるのは初めてなので、基本的な説明を省略するわけにはいきません。それらの説明を行った上で、個人の問題に合わせた相談をするための時間を確保しています。

患者さんによって条件は本当に多様です。今の歯並びのどこを気にされているのか、矯正治療に対してどういったことを期待し、また不安に思っているのか。治療期間や費用はどのくらいだろうか、矯正装置はどんなものが選べるのか。これらの疑問に、類似した治療例や、矯正装置の見本をお見せして答えていきます。

カウンセリングでは、問題を把握するために、レントゲンおよび口腔内写真撮影を行い、説明させていただく場合があります(ドクターがより良いカウンセリングのために必要と判断して撮影した場合は無料)。

セカンドオピニオンのご相談

セカンドオピニオンとは患者さんが現在治療されていて、その診断や治療方針について、他の病院の医師に意見を聞くものです。

当院では矯正歯科治療に関する、セカンドオピニオン相談を受け付けております。

<相談例>
■「抜歯が必要です」と言われたが、本当に抜歯以外に治療方法はないのか別の先生に聞いてみたい
■治療期間が適切か、確認したい
■なるべく痛くないよう、痛みに配慮した治療をする方法はないのか、相談したい

セカンドオピニオン相談は、現在他院で受けておられてる診断や治療方針に関してご意見を申し上げることを目的としています。

<ご予約方法>
電話確認(受付電話番号:045-620-6552)またはこちらのフォームから、セカンドオピニオンご希望の旨、お申し出ください。
「セカンドオピニオンの受診には現在治療中の医院からの診療情報提供書が必要となります。
可能で有れば、口腔内写真やレントゲン写真、分析資料をご持参下さい。」
セカンドオピニオンの費用は10,000円(税別)となります。

カウンセリング予約へ

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

1.最初は矯正装置による不快感、痛み等があるものの、数日から1、2週間で慣れることが多いです。
2.歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間が延長する可能性があります。
3.装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療は患者さんの努力が必要となります。それらが治療結果や治療期間に影響します。
4.治療中は、装置が付くため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
5.歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
6.ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
7.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、壊死することがあります。
8.治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9.治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10.様々な問題による影響で、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11.歯の形を修正や、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
12.矯正装置を誤飲する可能性があります。
13.装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14.装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないため、後戻りの生じる可能性が高くなります。
15.装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16.あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
17.治療後に親知らずが生え、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18.矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

カウンセリング予約