異常嚥下癖

成人の嚥下では舌尖が口蓋前方に接触しているが、異常嚥下癖がある人では、舌が固有口腔から突出し、上下前歯間に入り込んでいる。このため、開咬の原因となる。

吸指癖

きゅうしへき。指しゃぶりのこと。2歳までは正常だが、それ以降は歯並びに悪影響を与えるため、やめさせた方が良い。上下の前歯の間に指が入り込むため、上下の前歯が当たらない開咬や出っ歯の原因となる。また、吸い込む力が上顎歯列の狭窄の原因となる(上顎の歯並びが狭くなる)。

関連項目:狭窄歯列弓

咬唇癖

こうしんへき 。唇を噛む悪習癖。ほとんどの場合は下唇を噛む癖で、その力により、上顎前歯は唇側に傾斜し、下顎前歯は舌側へ傾斜するため、上顎前突(出っ歯)になる。リップバンパーにより防ぐことができる。

関連項目:吸指癖咬爪癖

咬爪癖

こうそうへき。爪を噛む癖。開咬の原因となる場合があるため、やめさせた方が良い。

関連項目:吸指癖咬唇癖

タングクリブ

異常嚥下癖のある患者に対して、舌を出すことをできなくするクリブを組み込んだ装置。プレートタイプとワイヤータイプが有る。

タングクリブタングクリブ

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