2015年5月

今朝、テレビをつけていたら、情報番組でマウスピース矯正が紹介されていました。

従来のワイヤー矯正装置と違って目立たず、取り外しができて快適というように紹介されており、確かにそれはメリットなのですが、デメリットについては何の説明もありませんでした。

インビザラインを代表とするマウスピース矯正には目立たない、取り外せる、虫歯になりにくいという大きな利点がありますが、対象症例は限られています。無謀な適用をすれば矯正治療は失敗に終わります。

テレビのようなマスメディアで利点だけを強調するのは避けて欲しいものです。

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今日は大学病院時代の矯正歯科外来の元同僚２人が、横浜へ診療の見学に来てくれました。

偶然２人とも今は筑波に住んでいるのですが、遠いところから朝早く足を運んでくれました。

当院での裏側矯正（舌側矯正）の症例の多さに２人とも驚いていたのが、自分ではあまり意識していなかったので印象的です。

せっかく横浜に来てくれたらやはりみなとみらいエリアを散歩してもらいたかったのですが、忙しいようでそのまま帰宅したみたいです。

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歯の被せものの種類には、金属の他に、セラミック、レジン（プラスチック）などがありますが、審美的にはセラミックが最も優れています。

セラミックは見た目の美しさではなく、歯垢のつきにくさや着色のしにくさにおいても最も優秀です。

ただその優れた表面性状が、歯列矯正においてのみネックになる場合が有ります。

ブラケットなどの歯に接着する矯正装置が外れやすいのです。

表面処理することにより、ある程度は接着性を高められるのですが、それでも天然歯やレジン歯に比べると外れやすいですので、歯列矯正を近いうちに始める予定がある場合は、まずはセラミックは選択せずに、矯正治療終了後に作成することをお勧めします。

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